2011/10/18

Presentation

はじめまして。

中釜瞬と申します。

ブログの更新が非常に遅れてしまったことについてお詫びします。
申し訳ありませんでした。

先週からのセッションでは、これまでと趣向を少し変えて、
セッションに参加した学生全員が、扱った症例のプレゼンテーションを
行うという試みを追加しました。

プレゼンテーションでは、自分がHistory Takingで得た患者の情報を、
正確かつ短時間で自分の指導医に伝える必要があります。

自分が得た情報が指導医にうまく伝わらなければ、
せっかく行ったHistory Takingは無駄なものとなってしまい、
患者さんにとっても自分にとっても時間の無駄になってしまいます。
このようなことになってしまわないためにも、プレゼン能力がいかに
重要なものかが分かると思います。

今回のセッションで、全員のプレゼンを聞いて感じたことは、
プレゼンテーションの様式が全員バラバラで、
どのプレゼンもスタイルが違うなぁ、ということでした。

全員がバラバラな様式で話しているせいで、聞いている先生からすれば、
何を重点的に話しているのか、どういう時間経過で話しているのかなど、
話を追っていくだけでも大変になってしまいます。

指導医の先生方は、私たちの話を聞きながら、鑑別診断やアセスメント、
その後のプランなどについても考えなければならないので、
私たちは話を100%理解してもらう必要があります。

そのためには、やはり統一されたフォーマットが必要だな
実感させられました。

私もこの時までは、自分なりに分かりやすいようにまとめて
説明しておけばいいんじゃないかと考えていたのですが、
どうもそうではないようです。

全員が統一された形式でプレゼンを行えば、聞いていて非常に
理解しやすいものになり、時間の短縮にもなりますし、
その後の議論も活発になるのだそうです。

CC実習中にも、症例のプレゼンをする機会はたくさんあるので、
学生のうちからプレゼンの技術を身につけておけば、
非常に役に立つではない思います。

最後に、プレゼンテーションに関して私が今読んでいる本を
紹介したいと思います。

プレゼンの基本的なフォーマット、良いプレゼンにするための
改善方法など、とても分かりやすく書いてあるので、
最初に読むには非常に読みやすいのでないかと思います。

といっても、私はこの本しか読んでないので、他にもいい本があれば、
ぜひ紹介してください。

よろしくお願いします。

・岸本暢将 『米国式 症例プレゼンテーションが劇的にうまくなる方法』羊土社、2004

中釜瞬