2012/01/21

電話面接!


こんにちは、高橋純一です。寒い日が続いておりますが、如何お過ごしでしょうか。
さてHMS派遣プログラムに大きな動きが出ました…!
 
HMSに向けての最大の関門、電話面接の日程が発表!!

今年は125日から23日の間に行われます。
 私の電話面接は残り一週間を切り、現在最終チェックを行っております。今回の記事では、(1)電話面接の正体 (2)対策 を紹介したいと思います。

では一つ目のトピック、「電話面接の正体」を記載します。この電話面接は「HMSで実習を十分行えるだけの英語力を持っているか確認する」ことを意図とした、英語圏外からの応募者に対して科せれられる試験のことです。各応募者が指定された日時にHMS registry officeに直接電話をかけ、5分から10分かけて英語面接が行われます。聞かれる内容は主に、今までの臨床実習で回った科、回りたい科、及びそれらの科に含まれる疾病の概要です。日本とBostonでは時差が14時間ある為、日本時間の夜12時ころに試験が行われます。

二つ目のトピック、「電話面接対策」について。
我々英語圏外応募者にとっての、HMSの前に立ちふさがる「最後の難関」である電話面接の攻略を目指し、この数か月間自主練習や集団練習を積み重ねて参りました。
電話面接の対策として重点を置いて行ってきたのは主に二つあり、
①疾患の概要を明快に説明できるようになる
②英語基礎力を高める
です。
 ①疾患の概要を説明する
 “ What is myocardial infarction(心筋梗塞)?”
このような質問に対して病気の概念、病因・危険因子、病態、症状、診断法(検査・身体所見など)、治療法、予後を答えられるように準備します。これらを表に纏め何度も何度も暗唱し、自然と口から出てくるようにします。
また、準備していない疾患が出されても、冷静さを保ちしっかり解答出来るように、お互い「予測していないであろう事項」を質問しあい、先ほどの概念から予後に至るまでの「解答Template」を頭と口に刷り込みました。

②英語基礎力を高める
 幅広い表現、リスニング能力、正しい発音の重要性をひしひしと感じます。リスニング力は移動時間に英語を聞き続け鍛えました。発音に関しては、家で「shadowing⇒録音⇒音源と聴き比べる⇒違っていたところを練習」を繰り返し、また勉強会などで意識的に英語の発音のfeedbackをしてもらうことで、少し効果が出てきたかなと感じております。幅広い表現に関しては、英語を聞いたり読んだりして出会った魅力的な表現を意識的にメモし取り入れております。英語の学習ソースとして私個人がお薦めなもののなかに、「The Naked Scientist」というサイトがあるので紹介させてください。このサイトは、刺激的な最先端科学を定期的に紹介するpod castです。素晴らしい内容であることは然ることながら、多くの一流研究者が用いる英語表現に触れ合うことが出来るため、理系Academic English の養成に非常に有用であります。


とにかくあと一週間…、メンバー一同最大限のラストスパートをかけ、電話面接を突破したいと願っております。

2012/01/02

HMS派遣までのスケジュール まとめ


あけましておめでとうございます。5年の白石一茂です。

前回の更新から1月も空けてしまい申し訳ありません。


今回の僕の更新をもって、HMS派遣予定メンバー11人それぞれ更新し終えて、ぐるっと一順したことになります。皆さんお疲れ様です。

さて何を書こうか考えたのですが...勉強会の内容については他のメンバーが詳しく書いてくれていますので、僕はHMS派遣までのスケジュールを以下にまとめておきたいと思います。

今後HMS派遣を目指す後輩の参考になればと願いつつ。それでは↓↓


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20115月 HMS派遣プログラムの学内応募開始、一次選考スタート
○志望動機を英文800 words(A4二枚程度)で提出→ネイティブの方による審査があります。

20116月 一次選考の合格者に通知
○webmailに合格通知が来ます。同時に、二次選考に関する説明会が開催される事を知らされます。
○志望動機の英文や学業成績などを総合的に評価して合格者を決めているようです。今年何人が応募したのかはわかりません。

20116/8 二次選考説明会
○高田先生による説明会があります。二次選考の流れなどについて説明があります。

20117/9 二次選考
○4人ずつ行われます。具体的な流れは以下のようです。

○医学英文(A4 7~8枚程度)が配布され、これを60分間で黙読します。内容は臓器移植に関する英文3つでした。英文の量が結構多いので、文章を一読したら60分経っていた、という人が大半だったように思います。ちなみに辞書の使用は可能です。

○部屋を移動し、大部屋で30分間の英語グループ討論を行います。大部屋の中では、田中先生、高田先生含め錚錚たる教授陣が4人をぐるりと取り囲み、討論の様子を見守ります。なかなかの緊張感があります。

討論の内容に関しては何の指定もありません。つまり誰が仕切ってもいいし、どんな話をしても構いません。皆積極的に喋ります。

○グループ討論が終わると、一旦4人で退室します。その後ひとりずつグループ討論を行った部屋に再度呼び出され、上記の大勢の教授陣を前に、5分間個人面接を行います。志望動機書を基に、主に日本語で質問をされます。ただし突然英語で質問をされる事があります。

20117/21 派遣者決定
○webmailに合格通知がきます。この時現在の11人が決定しました。

20119月~20123月  派遣の為の英語訓練
○9/1に初回の勉強会がスタートしました。週2回、系統的な問診の取り方などを英語で学びます。詳しくは他のメンバーの記事を見てください。

201110月~2月 派遣手続(書類作成、米国ビザ取得など)
○病院実習の合間を縫って、HMSに送る書類の作成を行います。教務課の方にお世話になります。

20121月 HMSとの電話面接
○HMS側から指定された日時に、各自電話面接を行います。米国との時差の関係で、日本時間の夜12時頃に電話をかける事になります。例年ほとんどの派遣予定者がこの面接試験をパスしていますが、この電話面接で不合格になってしまうと、残念ながらHMSに行くことができなくなってしまいます。
○本年度は1月末~2月初旬に行われました。私の面接日は私の誕生日でした・・・

20124月~5月 派遣
○希望した2科を一月ずつローテートします。必ずしも第一希望の科をローテート出来るという訳ではありません。

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こんなところでしょうか。そのうち何か付け足すかもしれません。

今月は電話面接が待ち構えていますが、11人皆合格し、揃って渡米出来るよう、今後とも頑張っていきます。