2011/12/03

Brilliant Winter Stars

こんにちは、坂口です。正直初めてブログを見ましたが、メンバーが熱心に活動の報告をしているようなので、趣向を変えて私は自分の趣味についてちょこっと書こうと思います。
季節が冬ということで、皆さん夜空を見上げてみませんか?冬は明るい星が多く、都会でも結構色々見えます。誰もがオリオン座の形くらいは知っていると思いますが、M42(オリオン座大星雲)の存在は知っていますか?三つ星の下に小三つ星というのがあって、それがM42になります。双眼鏡でもぼうっとした赤い光がよく見えるので、観測しやすいでしょう。
オリオン座の中にはもう一つ有名なものがあります。馬頭星雲という暗黒星雲ですが、これは、1888年にハーバード大学天文台の写真観測によって初めて発見されました。と、無理矢理ハーバードと関連付けてみました。
それらが見つかったら、今度はベテルギウスシリウス、プロキオンと冬の大三角を探してみましょう。シリウスは惑星を除けば‐1.5等と全天で1番明るい星です。すぐに見つけられるでしょう。
実は冬の大6角形というものも存在します。シリウス(おおいぬ座)リゲル(オリオン座)アルデバラン(おうし座)カペラ(ぎょしゃ座)ポルックス(ふたご座)、プロキオン(こいぬ座)を順に結んだものですが、実際に見上げてみれば、どれだけスケールが大きいものか実感できるでしょう。
おうし座で知っておきたいのはヒアデス星団とプレアデス星団です。アルデバランを見てみれば、なんだかV字っぽいものを構成していることがわかります。これがヒアデス星団になります。プレアデス星団は日本ではすばるという名で親しまれています。目のいい人は肉眼で6個明るい星が見えます。昔は視力検査に使っていた地域もあるとか。5000万年程度の若い星の群れですが、いかんせん燃料消費が激しいので数千万年後には砕け散る運命にあります。美人薄命ということです。
視界の開けたところに住んでいる人は、シリウスの下の方にある明るい星を探してみましょう。カノープスという-0.7等の星で、全天2番目の明るさを誇ります。南中高度がとても低く、日本では沖縄以外だとなかなか見るのが難しいので、昔から長寿星と呼ばれ、見ることができたら健康で長寿にあやかれるめでたい星であるとされています。
余談ですが、前にオーストラリアに旅行に行ったとき、かの有名な(国旗のデザインになるほど)サザンクロスを見てきましたが、ちっちゃくてあんまり迫力がなかったのが非常に残念だったのを思い出しました。明るくて見つけやすいのは事実ですが・・・個人的には雄大な北十字(はくちょう座の一部)の方が好きです。小粒でかわいいものを好む人はサザンクロスを見に行くといいかもしれません。
ただ、砂漠で見る星空は圧巻でした。日本でも合宿で星がよく見えるところに行きましたが、透明度のレベルが違う。星が多すぎて夜でも明るいとかちょっと意味わかんなかったです。もちろん、中学のとき初めて長野で夏の天の川を見たときも必要以上に興奮していました(笑)
さて、そろそろふたご座流星群を見ることができるはずです。極大は12月中旬ですが、流星って普通に空を見上げても意外に見えるものだって知ってましたか?1時間寝っ転がっていれば、5-6個は見えると思います。都会に住んではいますが、私もふとした拍子によく見ます。一瞬のことなので、消えるまでに願い事3回唱えるとかどんだけ無理ゲーなんだよとか思いますが。ちなみに10年以上前のしし座流星雨のときは、空を文字通り横切ってしかも痕が13秒残るとかいう化け物みたいな爆発火球が見られましたが、当時は唖然として願い事どころではありませんでした・・・

なんだか書いてて楽しくなっちゃって長くなってしまいましたが・・・・・・、英語と全然関係なくてごめんなさい(笑)

坂口玲